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●更年期・更年期障害

更年期

更年期とは、女性の性機能の成熟期から老年期に移行する一時期のことで、 閉経の前後何年間かの期間のことをいいます。 この時期には個人差がありますが、 だいたい40才台後半から50才台前半が目安になります。 更年期は女性なら誰にでも必ずやってくる時期なのです。

更年期障害

女性の閉経に伴い、女性ホルモンが減少しホルモンバランスがくずれていきます。 これによって、自律神経も不安定になり、 心身にさまざまな不快症状があわらわることがあります。 それらのうち程度の重いものを更年期障害といいます。

またこの時期は、身体だけでなく家族や仕事などの社会的環境が、 大きく変化する時期でもあります。 ホルモンのアンバランスに、このような不安や悩みなどの精神的ストレスが加わり、 それが精神的症状としてあらわれることも多いのです。

更年期障害の症状

更年期障害の症状は実にさまざまです。代表的なものをあげてみましょう。

ほてり・のぼせ・発汗・足腰の冷え・寒気・めまい・耳鳴り・動悸・息切れ
疲労感・倦怠感・イライラ・憂うつ感・無気力・不安感・食欲不振・腹部膨満感
肩こり・腰痛・関節痛・神経痛・皮膚のかゆみ・しみ・頻尿・残尿感
不正出血・月経不順・膣の乾燥感・外陰部のかゆみ・性交障害・・・

症状の程度は個人差が大きく、 つらくて日常生活を送るのさえ困難な人もいれば、 それほど気にならない人もいます。 つらいようなら、ひとりで悩まず、医師の診察を受けましょう。

若年性更年期障害

若年性更年期障害とは、更年期ではない、すなわち閉経を迎える年齢ではないにもかわらず、 更年期障害と同じような症状がでている状態をいいます。

卵巣は脳の視床下部から命令を受けて、ホルモン分泌の調整が行われています。 若年性更年期障害は、卵巣の機能自体には問題ないが、 この命令系統がうまく働かないために、女性ホルモンが作られなくなってしまい、 更年期障害と同様の症状が出てしまったものです。 原因は、ストレスや生活習慣によるものが大きいとわれています。

更年期と東洋医学

東洋思想の考え方に「陰陽論」というのがあります。 自然界、すべての事柄において、 陰のエネルギーと陽のエネルギーのバランスが大切と考えます。

東洋医学では、 更年期は、女性的エネルギーである陰のエネルギーが不足している状態 とみます。 この状態を「陰虚(いんきょ)」と言います。 更年期障害の場合、鍼灸治療ではこの陰のエネルギーを補い、 陰陽のバランスをとることを行います。

陰のエネルギーを補うツボとして代表的なのは、 「三陰交(さんいんこう)」。 婦人科系のツボとして有名です。 字のごとく、3つの院の経絡が交わるツボなのです。

また、頭はほてっていて熱いけど、足腰は冷える 身体の表面は熱いけど、芯は冷えている というように、身体の中で熱がうまく回らず、 エネルギーのアンバランスが起きていることが多いようです。 このような状態を改善し、バランスのよい状態を作っていきます。

ホットフラッシュ

更年期によく怒る症状にホットフラッシュがあります。
ホットフラッシュとは、 突然カ~っと身体が熱くなり、汗が出てくる症状。 これは、女性ホルモンが大きく関係しています。

更年期前のある方の話ですが、 婦人科系の治療のために、半年ほど薬で月経を止めていました。 すると、この時期はホットフラッシュがあったそうです。 しかし薬をやめ、月経がくるようになると、 ホットフラッシュは起こらなくなりました。 すごくハッキリ表れていたそうです。

東洋医学では、女性エネルギーは陰のエネルギー。 更年期になり女性ホルモンが低下するということは、 陰のエネルギーが低下するということ。 もともと陰のエネルギーは、 身体の余分な熱を抑える働きがあります。

更年期になり、陰のエネルギーが低下すると、 余分な熱を抑える力が減り、 相対的に陽のエネルギーが強くなる、 そして、ほてりやホットフラッシュといった症状が出る、 と考えられます。 このような症状に対して東洋医学の治療では、 不足した陰のエネルギーを補うことをするわけです。



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