●妊娠中および逆子の鍼灸治療
妊娠中の鍼灸治療
開業前も含め、多くの妊婦さんの鍼灸治療をしてきました。
(開業は2001年)
妊婦さんに対しては、鍼やマッサージの刺激は軽めにし、お灸を多用しています。
ツボとしては、みなさんにはもうお馴染みの「三陰交」をよく使用します。
(もちろん他にもいろいろ…)
三陰交を観察していると、
お腹が大きくなるにつれ、このツボ辺りが腫れてくるのがわかります。
やはり、三陰交は子宮の状態を表わしているのだなと実感。
治療の気はお腹の中の赤ちゃんにも伝わるらしく、
気持ちよさそうにしているらいしですよ。
みなさん、生まれてから赤ちゃんといっしょにいらして下さいます。
お腹の中にいる頃から知ってたんだよな~と思い、
元気な姿を見ると、とてもうれしくなります。
出産後のメンテナンスは重要
出産というのは、ほんとに大仕事、身体への負担がとても大きいものです。
約10ヶ月もの間、出産のために身体が変化します。
あんなに子宮が大きくなって、他の臓器を圧迫します。
また、自分の体重以上の負担がかかるのですから、
足腰背中の痛み、首肩凝りなど、当然とも言えますね。
帝王切開の場合、手術ですから!
西洋医学的には、切り口がくっつけばOKでしょうが、
お腹の中は、いろいろ切られていて、
気のレベルでみれば、そのダメージはとても大きいものです。
しかし、出産後は赤ちゃんの世話で忙しいから、
なかなか自分自身のケアに、時間と意識がまわらないようです。
自分の身体を健康に戻す余裕がなく、
さらに子育てでエネルギーを取られ、
どんどん消耗してしまう方もいらっしゃいます。
でも、赤ちゃんにとってお母さんの健康って、とても重要。
鍼灸治療では、
「子供が具合が悪い時は、まずその子の母親を治療せよ。
すると、子供の具合が良くなる。」
と言われるくらいです。
周りの人の協力を得て、
ぜひ産後のケアを大切にしていただけならな~と思います。
当院では、
赤ちゃんの世話をする人といっしょに当院に来ていただくことができます。
たとえば、ご夫婦でいらして、
お母さんが鍼灸治療を受けている間、
お父さんが赤ちゃんの面倒をみている。
お母さんとお父さん、順番に治療を受け、
交代で赤ちゃんをケアという方もいらっしゃいます。
また、お母さんが治療を受けている間待っていられるお子様なら、
いっしょに来ていただけます。
逆子の鍼灸治療
逆子の特効穴として有名な「至陰(しいん)」というツボがあります。
これは足の小指の爪の外側生えぎわにあります。逆子治療では、ここにたくさんお灸をします。
では、なぜここに?
このツボは、目頭から始まり体の後ろを流れる太陽膀胱経という経絡(気の流れ)の最終ツボ。
ここに刺激をあたえることで、膀胱経全体の気の流れを整えることができます。
敏感な胎児は、経絡の流れを感じているのではないでしょうか?
そして経絡の流れが整うと、その流れに沿い、胎児にとって心地よい状態に身を置くのだと思います。
「三陰交(さんいんこう)」は婦人科系で有名なツボ。子宮とつながっているといわれています。
ここにお灸をすることで、子宮が温まりより良い状態になっていきます。
また、逆子の方をみていると、とても冷えている方が多いのです。特に下半身が冷えていますね。
治療では温めをしっかり行います。みなさん「自分ではここまで温められない」
「ほんとに心から温まった」「お風呂に入るより温かい」そんなふうにおっしゃいます。
逆子の鍼灸治療といっても、ひとりひとり体の状態は違います。
その人その人に合わせた施術を行っています。
逆子が治った
Aさんが逆子治療にいらしたのは妊娠7ヶ月半のころ。 実はAさんのお姉様も逆子で、 以前、当院で鍼灸治療を受けました。 お姉様は妊娠9ヶ月を過ぎていましたが、1回の治療で逆子が治り、無事元気なお子さんを出産されたのでした。Aさんが逆子だと知ったお姉様、 「だったら、鍼灸治療を受けた方がいいわよ! 私は鍼灸治療で逆子が治ったから。」 Aさんは、このお姉様の紹介でいらっしゃいました。
Aさんが、鍼灸治療を受けた3日後、産婦人科の検診がありました。 すると、「あら~、逆子が治っているわよ。」と言われたそうです。 そういう話を聞くと、ほんとにうれしく思います。
さらにAさん、第二子も逆子、当院にいらっしゃり無事逆子が治り出産されました。
(※必ずしも一回の治療で逆子が治るというわけではありません。)
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