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●私も冷え性でした

日頃みなさんに「体を温めよう、冷やしちゃだめ、冷えは万病のもと」 などと言っていますが、 私も立派な冷え性でした。 冷え性に対する取りくみと学びが、私をこの道に導き、治療の現場で役に立っているもといえます。

冷えに気付いたのは20才頃、 真冬、夜ふとんに入って寝ていても、身体が寒くて寒くてしょうがない。 ふとんを増やしても、体の芯が冷えている、温まらない。 あまりに寒くて眠れない。。。 電気式毛布、電気毛布を使って寝ていたくらいです。 ハタチなのに…。

今思えば、10代のころ、寒い格好をしていました。 かなりの薄着、コートなんか着ない、 手袋やマフラーもほどんどしない。 足は素足、短いスカートもはいていました。
どうしてかって? 「子供は風の子」と思っていたから!
でもこれじゃあ 「子供は風邪の子」ですね。 今では、この考え間違っていたと反省しております。

10代の終わり頃、エアロビクス(有酸素運動)を始めました。 今でこそ当たり前のものだけど、 当時としては、画期的な運動。 何が画期的かというと、 スポーツ科学、スポーツ生理学というものが、 スポーツに入ってきたことでしょう。

エアロビクスは、スポーツ科学・生理学に基づいて、 健康のためにプログラムされた運動。だから効率が良い!  エアロビクスをやると、たっぷり汗が出る。 そして水分をたくさん取るようにと指導を受けました。

それまでスポーツといえば「根性」。 私もそんなスポーツをやってきたのです。(世代がバレますね…(汗) 運動中水分を取るなんて、軟弱者扱い。 そのせいか、私は運動をしても汗をほとんどかかない子でした。 そしてそれを良しと思っていました。 しかし、まったく逆!  運動中水分を取らないことは、代謝の悪い身体になるよう促進し、 そして危険なことだとだったのです。

エアロビクス(有酸素運動)をやるようになってから、 年々、冬が楽になってきました。 有酸素運動をやると、全身の血液循環が良くなり、 末端まで血液が行き渡るようになります。 そして末端の毛細血管が増える、すると末端の冷えも改善。

その後、私の冷え性もずい分改善されていきました。 もちろん、有酸素運動だけでなく、 ばばシャツを着たり、 厚手の靴下を履いたり、真冬に素足はやらないし、衣類にも気をつけました。 セルフマッサージもやっていました。 足の指先から膝上まで、毎日30~60分。 手を使うから、手の指先の刺激にもなります。 これだけがんばって、かなり冷えが改善されていきました。

しかし、これで完全に冷え性改善ではなかったのです…。

秋から冬になると、寝ている時、足の裏が熱くて眠れない。 その熱さはとても不快、あまりに熱くて足に冷水シャワーをかけていました。 これって、冷え性が改善されたから足裏が熱く感じるの?
足の末端まで、血行がすご~くよくなっている証拠?
でも、真冬に足に冷水をかけるなんて、なんか変な気もする…。
これでいいのかなあ~?
素人の頃の私は、そんな風に思ってました。

その後、私は鍼灸の学校に通うようになりました。 鍼灸の勉強をしてわかったのですが、 足裏が熱すぎて眠れない…。これは典型的な「ほてり」なのです。

先生曰く
「ほてりで熱いからといって冷やしてしまうと、逆効果。 その時はよくても、結局ほてりを悪化させることになります。」

ショックでした。私、真冬に足に冷水シャワーをかけてましたっ!

先生曰く
「ほてりは、深い所、根本の所にある冷えを解消しなければなりません。 冷やしてしまうと、その冷えはかえって奥深い所に入ってしまうのですよ。」
※冷えには、下降作用、内へ向かう作用があります。

ほてり体質改善のためには、きちんとした治療が必要だったのです。

鍼灸の専門学校に通うようになってから、 自分の体質改善・根本的な治療に取り組みました。 週に1回、先生から鍼灸治療を受け、勉強も兼ね毎日毎日自分で治療をしました。

そのころの私は、 背中にせんねん灸をしても、熱く感じない。 同じツボに3回やって、やっと熱さを感じるくらいした。 かなり体が冷えていたのです。

私の場合、自覚症状で冷えが改善されたとしても、ほてりがあった…。 ほてりの本体、奥深い頑固な冷えが体の奥にあったのです。 それに対しては、コツコツ治療を続けることが大切。 もちろん、身体を冷やさないこと、温めること、適度な運動も必要!
しかし、私には適切な治療が必要だったのです。

今でもこれで完璧というわけではありませんが、 20代のころに比べれば、ずっと体が温かい。 それに冷えないための工夫もいろいろわかってきました。 今や更年期なのに、ほてりは無い。 あのままいっていたら、今頃どうなっていたかと思うと…、怖いですね~。

今では、年々体が冷えに強くなり温かくなっていくのを感じています。



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