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●五臓六腑:肺・大腸

五臓とは「肝・心・脾・肺・腎」の五つの総称で、陰に属します。 六腑とは「胆・胃・小腸・大腸・膀胱・三焦」の六つの総称で、陽に属します。 東洋医学では、その臓器の働きだけでなく、 体のさまざまな部位や機能、また精神活動などを分類し、 それを五臓六腑にあてはめています。 その中の肺と大腸の働きをみていきましょう。

肺と大腸は、五行:木・火・土・金・水の中の「金」に属します。 肺と大腸は、「表裏の関係」にあります。 ※「表裏の関係」とは、お互いに影響をおよぼし合い、切っても切れない関係のことです。

肺は呼吸をつかさどる

肺は、気管支・咽喉・鼻とつながっていて、呼吸をつかさどっています。 東洋医学では、これらの器官は、「肺の機能」に含まれると考えます。 肺の働きが正常でなくなると、 呼吸がしづらい、息切れなどの症状が現われます。

肺は気をつかさどる

肺は、呼吸を通じて、天の気を体内に取り入れ、 気を体内のすみずみに行きわたらせています。 東洋医学では、気が全身をめぐることにより、 すべての臓腑・器官・生理活動が営まれていると考えられています。  肺の働きが正常ならば、呼吸は深くゆっくり行われ、 全身の気が充実していて、発声もツヤがあり力強くなります。 正常でなくなると、呼吸の異常や発声の異常として現われます。

肺は皮膚をつかさどる

肺は、気をめぐらせることにより、皮膚に潤いを与え、養っています。 肺の働きが正常ならば、皮膚に潤いがあり、 環境の変化にすばやく対応して収縮・弛緩をします。 例えば、寒い風が吹いている時、皮膚は引き締まり、 うぶ毛が適度に立ち、身を守ろうとします。 また暑い時、毛穴が開き、汗を出すことにより、 体が熱くなりすぎるのを調節します。

皮膚は体と外界をわける境界、いわば体を守る鎧のようなものです。 皮膚が健康で強ければ、外界からの影響をあまり受けることがない、す なわち防衛力が強いということになります。 肺の働きが正常でなくなると、皮膚の乾燥、湿疹、浮腫などが現われ、防衛力も弱まります。

肺は鼻・鼻水と関係

肺は、鼻を通して天の気を体内に取り入れ、古くなった気を排出しています。 また、鼻は匂いをかぎわけます。肺の働きが正常でなくなると、 鼻水の分泌異常が起こり、鼻が詰まったり乾いたりし、匂いがわからなくなります。

大腸

大腸は、小腸から送られてきた飲食物を変化させ、便として肛門から排泄します。 大腸の働きが不調になると、排出の異常として現われ、 便秘、下痢、腹痛などの症状をもたらします。

秋は肺の季節

秋は「肺」の季節ということで、肺や呼吸器系に影響が出やすい、 特にもともと肺や呼吸器系が弱い人は、 変調をきたしやすいのです。 秋に肺の気をしっかり補っておかないと、冬さらに体調をこわしやすくなります。 なぜなら、五行論で肺は腎の親だから。親が虚すれば、子も虚しやすくなるのです。

肺の機能が低下すると

肺の機能が低下した状態を「肺虚」といいます。 「肺虚」の症状として、咳、喘息、息切れ、鼻の諸症状などが上げられます。 また風邪をひくと、まず肺・呼吸器に症状が現われます。 逆に肺は防衛力と関係することから、肺の機能が低下すると防衛力が低下し、 風邪にかかりやすい状態になります。

肺の機能を高める方法として、乾布摩擦があります。 よく喘息の子供に効く、とされていますが、大人でも、喘息でなくても、 防衛力を強化するのに、とても効果的です。 また、布を使わず、手で腕や肩を摩擦するだけでもOKです。 血行がよくなり、肩こりにも効果があります。おすすめの健康法のひとつです!



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