●陰陽論
中国思想では、物事・自然・宇宙の森羅万象を相反する2つの要素:陰と陽に分類しました。 それが「陰陽論」です。
下記にいくつかの事象を陰と陽に分けて並べてみました。 まずは理屈を考えるより、これを見ていただくと感覚的につかめると思います。
陽 | 男 | 太陽 | 昼 | 光 | 夏 | 春 | 天 | 火 | 明 | 上昇 | 能動的 |
陰 | 女 | 月 | 夜 | 影 | 冬 | 秋 | 地 | 水 | 暗 | 下降 | 受動的 |
ではここでQuestion!
冷えと熱さは?
簡単ですね~、冷えが陰で、熱さが陽です。
次、お腹と背中は?
背中が陽で、お腹が陰です。その理由は、もともと動物はこのように4つ足です。すると背中が上で外、お腹が下で内、ですから背中が陽でお腹が陰となるわけです。弱いお腹は守られているのです。
最後に、右と左は?
左が陽で、右が陰。ではその理由は、、、?
左右って、いままでのものとはちょっとちがう感じがしますよね。反対を向けば左右も反対になる、すごく相対的なものです。
「君子南面す」という言葉、聞いたことありますか?
帝王は南に向かって座るものだ、ということです。すると、帝王の左手が東、右手が西になります。太陽が昇ってくる東が陽、したがって左が陽、太陽が沈む西が陰、したがって右が陰となります。
東洋医学においては、左側に心臓があるから左が陽という説があります。(心臓は五臓の中で、最も陽になります。)
実際の鍼灸治療において、脈を診るとき、患者さんの左側に立って診ます。鍼を打つのも、左側から打ってます。(気づいてました?) いきなり陰であり内側の右から始めるより、まず、陽であり外側の左から始める方が患者さんが受け入れやすい、ということからです。 右からやったらぜったいいけないという話でありませんが、一応その流儀にのっとってやってます。
左右の陰陽は特殊ですが、どんな感じが陰でどんな感じが陽か、感覚的につかんでいただければ、と思います。
この陰陽、どっちが偉いとかすごいとかいうことはありません。あくまでも同じ軸のあっちとこっちというものです。
この陰陽論、東洋医学・東洋思想を語る上で、最も基本となる考え方です。
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青山鍼灸院は、代々木駅徒歩3分・新宿駅南口徒歩7分という便利な所にあるマンションの一室の小さな鍼灸院。鍼灸院の窓からは新宿御苑が見えます。そのせいか都会の真ん中とは思えないくらい静か。マイナスイオンもたっぷり流れてきています。
ベッドは2台。ベッドとベッドは離れているので、早めにいらしていただいた時は、ベッドでお待ちいただけます。
こちらが通常使用している使い捨ての鍼。鍼は髪の毛くらいの細さの、鍼灸治療用鍼としては最も細い部類の物を使用しています。
お灸で使用しているもぐさ。ひねるお灸用のもぐさで最高級のものを使用しています。
塩灸。厚さ1cmほどに敷きつめた塩の上にもぐさを置いて燃やすと、もぐさの熱が塩に伝わり、竹筒の底が温かくなります。これをお腹や腰にのせます。じんわり芯まで温まり、とても気持ちいい!